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国際平和









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    メルマガ国際平和 No.47         2004年01月05日
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 平和の原点と賀川豊彦 菅野 秀郎(社会福祉法人東京光の家理事)

 賀川豊彦―神との出会い

 賀川は一四歳の時、神に選ばれ「アメリカの宣教師、C・A・ローガン博士と
の出会いがあり、柔和な輝いた博士の顔で迎えられ、その人格にふれて、温情あ
ふれる心に接し、会っているだけで、自分の生い立ち、自分の不幸な境遇から来
るいろいろな悩み、苦しみ、悲しみを全て忘れさせ、生きる喜びを与えられた。
そしてはじめてキリスト教というものが少し解ってきた」と自伝の中で告白して
いる。

 その後ローガン博士の義弟マヤス博士の聖書講義に出席しているうちに、神の
愛と信仰について教えられ、キリスト教の兄弟愛、隣人愛を持って、自分の人生
を愛の実践を通して神に捧げていく決意をした。

 賀川豊彦先生との出会い

 私の古い日記に次のようにメモされている。
 昭和二八年四月二五日、賀川豊彦先生の講演を聞く、お話は「科学文明と基督
教」という演題で、大要は?アインシュタイン(アメリカ・ドイツ生れ)は、理
論物理学者で、神への考え方が確立しているクリスチヤンである。?メンデレー
エフ(ロシアの科学者で、元素に関する周期律を発見し、今日の周期表の原型を
確立した)は物質の陰に真理があり神があることを認めている。?ガーモフ(ア
メリカ・ロシア生れ)は、原子核の崩壊についての研究をし、著書に『原子の話』
『宇宙の創造』がある。彼も「宇宙は神が創造したものだ、そして元素はすべて
神が創造したものである」といっている。

 賀川は、この三人の科学者達が神の存在を認めているのに、日本人はなかなか
神の存在を認めない。

 そして日本人は、無神論的で唯物論者が多く、科学文明の中に生活していくた
めの精神修養も足りない。宗教とか哲学が貧困であるため、科学技術の進歩に比
べてみて、経済が豊かになったけれど人間の精神の方は進歩していない。むしろ
貧しくなったように思う。と賀川は力説していた。

 確かに哲学が貧困であると、思想も貧困になるのである。物の考え方にも、理
念がなく、主義もなくすべて、心の動きが低迷してくるものだ。

「本日私の話を聞いて、近頃の日本の学生の在り方についてみなさんも、もっと
考えるべきところがあると思います。すべての学生諸君、しっかり勉強をして、
日本の良心となり、将来の日本を背負ってほしい。どうかすばらしい人格を育成
し、世界の良心となって下さい」と賀川は私達を激励した。

 最後に宗教の大切さを次の五つの綱領を上げて、賀川の人生の目的と抱負を述
ベ、情熱あふれる講演を締めくくった、雄揮なお話であった。賀川豊彦の五綱領
とは

 ?イエスにあって敬虔であること
 ?貧しき者の友となって労働を愛すること
 ?社会のために奉仕すること
 ?純潔なる生活を貴ぶこと
 ?世界平和のために努力し、この地上を神の国とすること

 賀川はこの「イエスの友の五綱領」を人生の目的として歩んだのである。

 神の国とは、聖書に記してあるように、神が正義と愛と恵みとをもって支配す
る世界、すなわちキリストの愛(アガベー)が支配する世界のことである。賀川
はそのような世界は、弱者に力を与え、悲しんでいる者に慰めを与え、苦しんで
いる者に救いを与え、罪ある者に罪のゆるしを与え、貧しい者、病気の者を助け
て下さるという神の愛が支配する恩恵の世界であることを教え、賀川の信仰の世
界は愛が支配する世界をさし、これがイエスが示された神の国である。だから賀
川は信仰によりて働く隣人愛をもって、神のお手伝いとして、伝道に、社会運動、
労働運動、農民運動に尽くしながら、世界平和のために努力していこうとする魂
が実際生活の中に滲み出ているのである。

 この賀川の愛の事業に感動した多くの人びとの協力を得て、数々の事業を起こ
した。

 これらのすべての事業は、信仰に支えられながら神の栄光を現わすための愛の
実践であった。また著作活動にも専念し、『一粒の麦』『死線を越えて』はベス
トセラーとなった。更に国内外の講演旅行による平和運動も順調であった。

 昭和一五年八月二五日の聖日に賀川は、松沢教会の礼拝説教で、平和と無抵抗
主義に徹すべきであることを全会衆に訴えたのである。ところが礼拝の終了後、
五人の憲兵に逮捕され取り調べを受け、留置所に入れられ、九月一一日に巣鴨拘
置所に送られ、九月一三日突然釈放された。

 拘置所で賀川は、日本とアメリカの平和のために戦争はしないようにと祈った。
しかし日本の軍当局は、昭和一六年一二月八日の朝、日本海軍はハワイの真珠湾
を攻撃し、太平洋戦争が勃発したのである。

 昭和二〇年八月六日広島に、八月九日長崎に原子爆弾が投下され、日本全土の
空爆が激しくなり、日本軍は惨敗し終戦を迎えた。

 その時賀川豊彦は五七歳であった。

 財団法人国際平和協会設立

 昭和二〇年八月二六日、賀川豊彦は東久邇宮終戦内閣が成立した時、東久邇宮
首相の招きを受け、首相官邸を訪問した。

 首相はすべての側近の人をさがらせ、賀川と二人になると、重大な相談をもち
かけられたというのである。内容は「今や日本の道徳というものが、地に落ちて、
誰もこれを救う力がない。どうかあなたに十分な活動をしていただきたい。外国
人への敵対心と憎しみを取り除かなくては、ポツダム宣言の発表も出来ない。世
界平和を目ざして諸外国と日本を結ぶために活動する資格のある者は、貴方をお
いて他にないと思う。この内閣も今のままでは、アメリカを満足させることは出
来ないでしよう。そこで人心を改新するために、内閣に参与制度をつくることに
した。ぜひ貴方も参与になってください」と依頼された。

 賀川は承諾し、『日本の国際社会への復帰と世界の恒久平和の樹立』を目的と
して、昭和二〇年九月二七日首相官邸において創立総会を開き『国際平和協会』
を設立、翌二一年四月一三日文部省の認可をうけて財団法人として発足した。

 初代理事長に賀川豊彦が就任し、五八年の歳月が流れた。

 この間に機関誌『世界国家』を刊行され現在は『国際平和』と改題し、この長
い歳月の間に世界連邦建設同盟が誕生し、初代会長に尾崎行雄、副会長に賀川豊
彦が推薦された。

 本財団は『国際間の戦争を絶滅し、恒久平和を図ること』を目的とし、万般の
活動を通じて、人類愛、互助の精神をもって実践し、平和のためにいろいろな貢
献をしてきたのである。

 賀川は全生涯を世界平和のために捧げ「世界平和は、核兵器の絶対的禁止、全
世界を一切の戦争から解放すること、世界連邦の建設運動にある」と主張し、預
言者のごとく権威をもって発言した。

 新約聖書コリント人への第一の手紙、第一三章四節から一三節にパウロは愛に
ついて述べている。結論として、「このようにいつまでも存続するものは、信仰
と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛(アガベー)
である」と断言し、雄渾な文章で、愛の絶対性を説いている。世界平和の原点が
この愛(アガベー)にある。と聖書は啓示しているのではないか。

 人間の幸福のためにと思って原子力というものを発明して、人類の平和のため
に使用するならば、科学者の研究も人類の幸福のために貢献することになる。人
類の幸せのために原子爆弾を製造する必要はない。製造しようと決めるのは人間
である。そして、原子爆弾を広島に投下したのも、長崎に投下したのも人間が決
めたのである。平成一五年八月六日、広島市長は世界への平和宣言の中で「核兵
器を廃絶し、戦争を起こさない世界を実現するため新たな決意で努力する」と誓
い、小泉首相も「人類史上唯一の被爆国である我が国は広島・長崎の悲劇を再び
繰返してはならないとの固い決意の下に平和憲法を遵守し、非核三原則を堅持す
る」と宣言している。そして小学校五年生の男の子は、戦争する人間の愚かさを
指摘し、「わたくしたちは、平和の尊さと、平和への希望を願いをこめて祈りま
す」と訴える言葉は、子供達の平和を求める涙の祈りに聞こえた。

 戦争によって多くの人が犠牲となり、多くの人が家を失い、何百万人という数
が命を落としています。結局、科学の進歩によって、人間を幸福にするはずの科
学技術は、人間のためにどのように実用化され、世界の平和のために貢献してい
くべきか、その判断を人間が決めるのです。すなわち人間の心の間題である。

 物質文明が進歩すればするほど、判断が間違っていたら人間を不幸にしてしま
う恐れがある。

 長崎で被爆した友人の遺訓

 原子爆弾というと第一に思い出すのは、大学時代の同期N君の原爆体験談の話
である。内容はあまりにも残虐で悲惨で身の与奪思いであった。

 被爆者N君の自宅は長崎市内にあり、原子爆弾が投下され、一瞬にして一面焼
け野原になってしまったのだという。彼は奇跡的に助かったが多量の放射線を浴
びたので、現在白血病にかかり、自分では覚悟しているが余すところ、あと一〇
年しか命はないという。声も出ず返す言葉もなく、ただ彼の目をみつめ、言葉を
聞くのみであった。

 長崎に原爆が落とされたのは、一九四五年八月九日午前一一時二分プルトニウ
ムの原子爆弾であった。その時の長崎の惨状は、とても言葉で表現出来ない、一
瞬にして地獄の修羅場の中に人々の群が自分の足の皮膚を引きずり全身が焼きつ
くされ、幽霊のような行進が自分の家の前を通って行く、呻きながら、水、水、
水と言って水を求める人に水を差し上げると、間もなく首を垂れて死んでしまう。
これが、原子爆弾による悲惨な光景である。

 原爆が投下された翌日は、焼けただれた人間の死体が学校の校庭と畑に積み重
ねられていた。八月の暑さで死体は腐敗し、異様な死臭が漂い、とても言葉で表
現出来ない、これが戦争の残酷さと悲惨さを現実に示しているのだと説明してく
れた。戦争の恐ろしさ、人間の愚かさを怒りを込めて指摘した。この真実の話を
する彼の目には涙がうるんでいた。彼は大学を卒業して四年後、放射能による白
血病で天に召されたのである。戦争の犠牲となり、尊い若い命を原爆によって、
白血病となり、十字架を背負いながら、死を迎えた彼の事を思うと、戦争をした
当時の大人の判断は間違っていたと思う。「殺し合いの戦争というものは、勝っ
ても負けてもどちらも癒しようのないほど深い傷を負い、大切な肉親を死に追い
やり、戦争で被る損害と、犠牲はあまりにも大きい。どのようなことがあっても、
戦争はあってはいけない」と話す彼の言葉は遺言のように思えた。

 原子爆弾の正体

 広島・長崎で使われた原子爆弾は、二〇余万人の人命を奪い更に今日までに数
十万人が死亡し、現在でも三〇万人以上の被爆者が健康や生活での精神面で、計
り知れない不安な状態にあるという。原子爆弾というのは、どのような爆弾かと
いうと、広島に落とされた原爆の大きさは、長さ約三メートル、直径七○センチ、
その中にウラニウム二三五が約二○キロ入っている爆弾である。一キロのウラニ
ウム二三五が、空中六○○メートルの所で爆発した瞬間、数百万度の温度になり、
一万分の一秒後には、半径一四メートルで三〇万度の火の玉が出来たという。数
秒間という短い間に放出されたエネルギーは、一五兆カロリーとのこと(これは
石炭三〇〇〇トンを一度に燃やした熱量と同じ位)。爆心地より三・五キロ離れ
た所にいて軽いやけどをするという。鉄が溶ける温度の二・六倍の熱線が三秒間
続いた。

 爆心地から半径ニキロ以内はすべての物が発火する。

 爆発後三〇秒後の間に町は全部火に被われ、焼き尽くされたという。爆心地付
近は、大量の生命、建物が跡形もなく消滅する。

 爆風の風圧で二・三キロ離れた石の欄干が総て倒れたという。放射線が飛び散
り、ガンマー線、中性子等、人間を殺す力が強い。爆発点より九○○メートル離
れた所で、厚さ三〇センチのコンクリートの中にいても五〇%は即死する。放射
線が人間の体に当たると体の中の細胞が死んだり、機能器官が壊されたり、体調
が不良になる。被爆後五年のうちに約二〇万人が死亡している。急性障害は被爆
後高熱、鼻、ロより出血、下痢、嘔吐、うわごと、頭の毛が抜けたり、結局死に
至る。皮膚のケロイド、白内障、白血病、ガン(甲状腺ガン、乳ガン、肺ガン)
の発生率が高く、放射線の影響で何十年にもわたり苦しめられることになる。放
射線の少ない量でも、人間にとっては害があると言われている。

 広島型の原爆は、○・○一五メガトンだったが、今日の原爆は二五メガトン以
上もあるというのだから大変なものである。

 世界に貯えられている核爆弾はTNT爆弾(強力爆薬)に換算すると一・五万
メガトンから二万メガトンになり、広島型原爆の一○○万個から一三○万個分に
相当する。その威力は地球上の全人類を何十回も殺すことが出来る量であるとい
う。世界の人口五〇億人として、一人あたり三トンから四トンのTNT爆弾をか
かえていることになる。それは大型トラック一台分の火薬が、一人の人間のため
に用意されていることになる。

 核戦争になると人類は滅亡してしまう。一〇メガトンの核爆弾が東京で爆発し
たとすると、八○○万人の内六○○万人は一瞬にして死亡することになる。現在
製造され、貯えられている原爆、水爆のような、恐るべき被害が予想される核兵
器を、すべて使用されるような戦争をしたら、人類はどうなるか、地球はどうな
るか、すべてが崩壊し、人類は滅亡してしまう。だから核兵器による戦争は、過
去の戦争と違って、地球の人類を全滅させる恐ろしいものであることを、しっか
り認識せねばならない。

 バートランド・ラッセルの訴え

 世界中の科学者がカナダのパグウオッシュという所に集まって会議をし、その
結果、核実験、核爆発、核爆弾等の実験禁止を決めたという。それに対してラッ
セルは「製造しない、使わないという部分禁止令では駄目、戦争そのものを廃絶
することでなければ、この間題は解決しない」と訴えている。

 人を助けることに使われるべき科学の成果というものが、人を殺すものとして
利用すること、そこに問題がある。それは人間の心の判断に係わっている。私共
が追求するものは究極において、地球の秩序、社会の秩序である。人と人との平
和、国と国との平和である。真の平和は、人間に自由を与え、世界平和の実現で
ある。それには戦争放棄ということを世界中で決めるべきである。世界が一つに
なって世界連邦、世界政府というものを作る道がある。その根底にラッセルは「
人間お互いの間に愛がなければならない。人間お互いに友であり、人間の愛によ
る連帯性ということを意識するならば、平和が芽生えてくるであろう」と唱えて
いる。

 確かに戦争はすべきでない。戦争は悪いことである。正義の為にも、自由の為
にもならない。これからの戦争は核戦争になる、それではこの地球の人類が滅亡
してしまうからである。

 広島、長崎の平和宣言は、如何なる理由であろうとも、戦争は絶対にすべきで
ないことを、被爆者として、永い間の苦しみ、悩み、悲しみを通してたどりつい
た心の叫びである。

 アインシュタインとフロイトから学ぶこと

《アインシュタインがフロイトヘ宛てた手紙》
 数世紀もの間、国際平和を実現するために、数多くの人が真剣な努力を傾けて
きました。がその真摯な努力にもかかわらず、いまだに平和が訪れていません。
とすれば、こう考えざるを得ません。人間の心自体に間題があるのだ。人間の心
の中に、平和への努力に抗う種々の力が働いているのだ。人間には本能的な欲求
が潜んでいる。憎悪に駆られ、相手を絶滅させようとする欲求がある。これこそ
戦争にまつわる複雑な問題の根底に潜む問題です。この問題が重要なのです。人
間の衝動に精通している専門家の手を借り、問題を解き明かさねばならないので
す。人間の心を特定の方向に導き、憎悪と破壊という心の病に冒されないように
することはできるのか。戦争を避けるには、どうすればよいのかを見いだすため
に。

 貴方の最新の知見に照らして、世界平和という問題に改めて集中的に取り組ん
で頂ければ、これほど有り難いことはありません。貴方の言葉がきっかけになり、
新しい実り豊かな行動が起こるに違いないのですから。

 心からの友愛の念を込めて

 アルバート・アインシュタイン(一部抜粋)

 ジグムント・フロイトからアインシュタインヘの返事は、
『私達(平和主義者)は何故戦争に強い憤りを覚えるのか、貴方も私もそして多
くの人間が人生の数多くの苦難を甘んじて受け入れているのに、戦争だけは受け
入れようとしないのはなぜだろうか。これがその問題です。その答は驚かないで
下さい。

 なぜなら
 ?どのような人間でも自分の生命を守る権利を持っているから。
 ?戦争は一人の人間の希望に満ちた人生を打ちくだくから。
 ?戦争は人間の尊厳を失わせるから。
 ?戦争は望んでもいない人の手を血で汚すから。
 ?人間が苦労して築き上げてきた貴重なもの、貴重な成果を台無しにするから。

 それだけでなく破壊兵器(核兵器)がこれほど発達を見た以上、これから戦争
をしたら、当事者のどちらか、或いは両方とも完全に地球上から姿を消すことに
なるから、戦争をしてはいけない。

 私たち平和主義者は体と心の奥底から戦争への憤りを覚えるからです。文化と
知性と愛(アガベー)は文化の発展から生み出されるものである。すべての文化
は人間の幸せのために使うものである。すべて人間のために発展し、進歩する文
化によって、知性を強める。その知性が戦争と対立し、戦争に対する怒りを覚え、
戦争への拒絶反応は心と体の奥から湧き上がってくる。それが戦争への嫌悪感を
生み出す因となる』(一部抜粋)
と語っている。

 文化の発展によって、知性が高められ、人を愛する、人を憎まない、人を労わ
る心が生まれる。人間の幸せのために使う文化は、人を不幸にしたり、人を殺す
ための文化ではなく、人を生かすものである。本当の文化、文明も政治、経済、
学問、芸術もすべて人間愛によって支えられているのである。文化によって知性
が高められ、知性によって人に対する攻撃の行動がコントロールされ、自己制御
の能力が発達するのである。宗教的な愛について、イエスは「あなたの隣人を自
分を愛するように愛しなさい」と教えている。宗教的な愛の絆は人と人との一体
感を生み出し、人間の社会を力強く支えるものとなる。

 フロイトはアインシュタインに「文化の発展を促せば、戦争の終焉に向けて歩
み出すことができると思います」と返答している。


アインシュタインもフロイトも現代の人類を救うには、隣人愛に尽きると述べて
いる。

 挨 拶

 昭和二〇年九月東久邇宮首相が中心となり賀川豊彦が設立し、五八年の伝統を
もつ財団法人国際平和協会の精神を継承して初心にかえり、誰もが求めている人
類の平和と、社会福祉と、家庭の幸福のため、ボランティア精神を生かして、そ
の一端を担って微力ながら共に力を合わせてお手伝いをしようと仲間が集いまし
た。会員は互いに愛の絆を深め、社会のために、何かお役に立てばと思っていま
す。
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 財団法人国際平和協会 編集責任:伴 武澄 mailto:kyokai@jaip.org
 バックナンバー http://www.pubzine.com/detail.asp?id=20632
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