財団法人国際平和協会

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4月30日「桜の夕べ」開催(会津若松市)



東儀秀樹

ごあいさつ
 東儀秀樹さんと浦山純子さんを迎えた「桜の夕べ」のコンサートが、会津の地で開催されることは大きな楽しみです。このコンサートは会津にとって二つの意義があると思います。一つは、21世紀に不可欠といわれる東西の融合を音楽の場で実現するということです。もう一つは待ち焦がれた桜の開花に合わせて開催されることです。

 長かった冬を終えて花が次々と咲き、若葉が芽生えるこの季節に、二人の奏でる音律とともに心安らぐ一時を過ごしていただきたいと思います。

 財団法人国際平和協会は1945年8月、戦争が終わってまもなく首相官邸で産声を上げました。東久邇宮稔彦首相が新しい平和日本のグランドデザインを賀川豊彦というクリスチャンに託したのです。賀川豊彦は若き日に肺病をおかされながらも、たった一人で神戸のスラム街の救済に乗り出し、ベストセラー『死線を越えて』を書き上げるなどした戦前の社会運動家の一人です。日米開戦が避けられない情勢となってからも、単身ワシントンに渡りルーズベルト大統領と談判するなど平和のためにも尽くしました。

 国際平和協会は以後、賀川豊彦を中心に戦争のない世界連邦運動にまい進しました。敗戦の苦しみを味わった日本こそが、そのことを世界に発信する資格がある。そう考え、アインシュタインやバートランド・ラッセルらとともに平和を訴え続けました。

 音楽は世界をつなぐ言葉です。トリノ冬季オリンピックの開会式に選ばれたのがジョン・レノンの「イマジン」だったように音楽が伝える力には果てしないものがあります。9・11以降、「テロ」とその「報復」の連鎖が止まりません。世界は鎮まりを失っています。

 しかし対立は必ず克服されます。そのことは歴史が証明しています。そうしたメッセージを世界各地から、そして会津の地からも発信できたらと思います。(財団法人国際平和協会会長 伴 武澄)


〒107-0051 東京都港区元赤坂1-1-7-1103 電話03-...